読書レビュー 豚の死なない日


三寒四温とはよく言ったものです。春を感じさせる気持ちよい日が来た~!と思いきや、冷える冷える。。。
フランス、トゥールにあるトゥレーヌ補習校の皆は元気よく活動しています。エネルギーが有り余っている子が沢山いて、見ていて気持ちがいいです。

最近続いていますが、読書レビューです。補習校のお母様がお勧めとおっしゃっていたので、読んでみました。

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「豚の死なない日」
ロバート・ニュートン・ペック


『少年が大人になる瞬間』・・・

 父に捧げる、と冒頭にあります。著者自身の少年時代を話のようです。少年は12歳。
 
 冒頭の展開は凄い出来事で、目が飛び出ます。
男の子の無知なボケ具合、おばさん達の描写具合が面白いです。アメリカンユーモアたっぷりです。お父さんは豚を殺すのが仕事。大地の掟を守り、フリル(なくてもすむもの)を排除する「質実の民」。父さんのやさしい手。一冬で自立する少年。その厳しさに深く胸を打たれます。

この飽食の時代に、豊かな生活とは何か、真っ直ぐに問いかけられます。子どもに必要なのは高価なおもちゃでも習い事でも旅行でもなく。。。

愛情に満ちた、ぬくもりが沁みる作品です。

『続 豚の死なない日』も読みました。こちらはユーモアより、待ち構えている、あまりに厳しすぎる現実に胸を打たれます。
読み応えがある仕上がりになっています。


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一瞬の風になれ



「一瞬の風になれ」
佐藤多佳子

スポーツ青春ストーリーは読んでいて爽快です。
限界を超える、ミラクルみたいなものが存在するのかもしれない、なんてわくわくします。一巻しか読んでないので、続きが気になります。

読んだ当人は小、中とバスケットボール少女で、あの必要のない異常な上下関係を思い出しました。。。


では浅春の折、何卒ご自愛下さい。
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トゥレーヌ補習校から 震災から4年。

あれから四年。

震災。津波。メルトダウン。放射線汚染。失われた人々。消えることのない哀しみ。。。

トゥレーヌ補習校から改めて、今日、震災によって失われた人々と その遺族に対し、改めて深く哀悼の意を表します。

忘れない。応援したい。3月11日にヤフー検索で3.11と検索すると、1人10円復興支援の寄付をしてくれるそうです。

20年前の阪神大震災を思い出します。管理人は西宮に住んでました。真っ黒な思い出として、私の中に潜んでいます。

絆。強い絆。大きな絆。どうか、希望を捨てずこれからも過ごして行かれますように。。。

トゥレーヌ補習校 図書 トルストイ 「人は何で生きるのか」

日増しに暖かくなり過ごしやすい季節となりましたが、皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

ここトゥレーヌ補習校は、フランスの学校に合わせ、冬休みが2週間ありました。休み中、フランス人の知り合いのおうちに招待頂いたのですが、梅の木が生垣に使われていました。生垣だけに真四角に刈ってあり、まぁ驚愕でした。

では今回もレビューです。


トルストイの「人はなんで生きるのか」

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ベースがキリスト教の民話です。『善き教育』とはこの本を指すと言葉だと思います。「人間は愛によって生き、いつ死んでも悔いのないように生きなければならない」事を教えてくれます。
日本昔話に通ずるものがある気がします。そう考えると、宗教はとかく、幸せを願う人の気持ちは「皆兄弟」です。

トゥレーヌ補習校、明日から始まります。先生方、頑張ってください。




トゥレーヌ補習校 図書 三毛猫ホームズシリーズ


寒さもやっと衰え始めましたがいかがお過ごしでしょうか?

ここトゥレーヌ補習校があるトゥールでは、気温が20度以上上がる、とてもいい天気が続きました。
日本では卒業式の季節ですね。あの体育館で友達と歌った卒業の歌、なんだかとても懐かしいです。

フランスの学校では特に入学式や卒業式をしないので、なんだかあっさり振られた気分です。

管理人は相変わらずぼーっとしながら本を読みましたので、またレビューです。

今回は三毛猫ホームズシリーズです。

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お勧めです。
スラスラ読める、推理小説です。読み始めると最後まで読まないと気が済まなくなります。恐ろしや、赤川次郎です。

キャラクター設定も絶妙で、特に主人公である片山義太郎の人に害を与えない、よく損をするタイプはストーリー展開に巧く笑いを組み込んでいます。

一冊読み終えると、次の本もついつい読んでしまいたくなります。。。

さらっと読めますので、どうぞ~。

では春寒の折り、どうぞ、お身体をおいといください。